トップはじめに隧道調査リンク自己紹介
 
長柄町/長南町の古道と素掘隧道 - 2008年 5月21日(水)
 


今度は先ほどの馬頭観音の四倍位の大きさの石板があります。



一番上が「開通記念」と読めそうです。 そして、左下には「大正」と読めますね。
中段や右側は字が薄くなり読めないですね。デジカメでも厳しいですが肉眼でも読めなかったです。


「開通記念」の下には「名?附寄事工路道」と右から読めますね。「道路工事寄附芳名」でしょうか。
撮影時は三つの画像で撮ったんですが、ちょっと倍率やピントがズレて一つの画像にするのが難しかったのでピンクの線を境に三つの画像を貼り合わせてあります。HETAKUSO- (^^;/


左下には「大正」って彫ってありますが…
この道は大正時代のものなんでしょうね。
隧道もその時に掘られたと思います。
主に工事資金を寄附された方々の名前が掘ってありますが、隧道の名称等は見当たりませんでした。 見えなかったのかな…??
それとも「大正」という名の道でしょうか??



ちょっと隧道から先で振り返って見ます。左に石板。なんか山をφ3.6mのドリルでくり貫いた感じ…


右に上がって行く道がありますので、ちょっと行ってみましょう。



道を上って直ぐ。
左は法面みたいになってます。



その先は藪…というか行き止まり??
はい、撤収ですね。



そこに立ったまま右を90度右を向くと…
ちょっと人工的な平地があります。
恐らく以前は田んぼだった様子です。



坑口の横の坂から。
右の半●が坑口です。
二つの石碑との位置関係です。



では、本線に戻り先へ進んでみます。



隧道を抜けたら道の状態がイイじゃん♪



なんと!!丁寧に草刈してあります。



上の画像の所で来た方を振り返る。
大きな●が見えてイイ感じな道。



その左カーブを曲がったら…
何やら建造物が見えてきました。



そして民家の側を通るの。
左の鉄骨は簡易な作業小屋でも在ったのでしょうか。隣にはビニールハウスもあります。



おっ!!舗装道路に出ます。



舗装道路から今来た方を振り返ります。
なんか…人様の家に入って行くか、畑かビニールハウス等の敷地に入って行く感じ…
この奥に道がある様にはとても見えません。
[撮影場所]中心マーク[+]の辺りです。
民家の近くってなんだか入り難いですよね。



ということで、来た道を戻ります。
ここで見ても、奥に小さな田んぼでも在るのかなぁ〜っていう感じです。



その時、発見しました。
こっちは「長南町」で、
隧道の向こうは「長柄町」。
なんか紛らわしいですね。



帰り際にあの石板を見ると…
そういえば隧道の洞床にも居ましたね。


別に廃道ではないんですが、ちょっと忘れ去られてしまった感じの文化遺産的な道でした。
現在でも地元の方がバイクレベルまで通行している様ですが、崩落等は皆無で少し手入れ(草刈)すれば快適な隧道付きの近道ですね。通行量が増えたら草は伸び難くなるでしょうし…
これで、長柄町から長南町へ抜ける古道と素掘隧道レポート完了です。
毎度お読み下さいましてありがとうございますm(_ _)m    【レポート作成完了日:2008.-6.-4】
 
長柄町/長南町の古道と素掘隧道 1 2
 
トップはじめに隧道調査リンク自己紹介