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押日の廃道と隧道 - 2008年 8月26日(火)
 
名うての隧道情報ホルダー「学生服のヤマダ」氏が教えてくれた、地図上に描かれていない一本の隧道。…うん!?…どこかで見たような始まり方だなぁ〜??
そう思ったあなた様もよくご覧になっているのでしょうネ〜?私もよく見てますよあのサイトさん…
(あの文章どこだっけなぁ…どうしても思い出せない方はこちらを見ればあ〜ぁ〜ほらね

「まさか、こんな所に隧道なんて在ったのかぁ〜!!」と思わず叫んじゃう様な情報をヤマダ氏が私にも教えて下さいました。ありがとうございますその頂いた情報の場所は千葉県茂原市押日です。
以前に私の兄のひろキティのページ取り上げた地域なんですね。そこにまだ私達の知らない隧道が在ったんですよ!…では早速毎回お世話になっているYAHOO!マップで見ると…[+]の所に。


あらっ!!…確かにそれは「ん?」と思う様な“気になる描かれ方”をしていますね。因みにこの地図は拡大縮小やドラッグして動かせますので、今回のターゲットの位置をご確認下さいませ。
ついでに今回の場所から右斜め下にも幾つか気になる記号が出ていますが、これのレポートも近々掲載する予定ですのでそちらはもう少々お待ち下さい。(2008年9月中に完成の予定です。)
今回の場所から右斜め下にも幾つか気になる記号が出ていますが、ひろキティのページに置かせてもらったので、それらのレポも是非ご覧下さいませ。(2008年9月18日に追加しました。)

もっとゆっくり詳しい地図で見たい方はこちら


というわけで…右の地図で[+]の場所を地図の左上から来た感じで撮影したのが左の画像です。
左カーブの途中を右に分岐する道(コンクリート製の土留めがある)が今回入る道です。

地図では変則十字路になっていますが、実際は土留めでちょっと高くなっていて手前(この画像では右)から分岐する感じになっています。
画像はゴルフ場方向に伸びる田んぼ道から撮影しました。
あら…えっ?
この画像を撮影中に一台のスバル・サンバーが私の前に止まりました!?
一瞬、カメラの前を通過するのを気遣い停車して下さったのかと思ったら…車から男性が降りて来るではないか!?

その車から降りて来られたお父さんは、昼食を終えて畑に午前中の仕事の続きをしようとしたら…
突然、自分の畑の方をカメラで撮っているチョー怪しいしキモイ男が居るではないか〜
と、ちょっと驚いた感じでしたので…「あの〜突然スミマセン…実は私、この奥に在ると思われるトンネルを探しに来たんですが…」と正直に事情を話したところ、ちょっとホットした様子で「うん、在るよ〜…入り口が荒れていてもうあまり誰も通らないけどね。」みたいに教えて下さいました。

その分岐した道は土留めが果てる所で90°右に角っ!って曲がっているんですね。
地図とは微妙に違いますがこれが隧道へ向かう道です。当日はこのアングルで撮るのをハプニングのせいかウッカリ忘れてしまいました…なので左の画像だけは2008年8月13日に入り口の事前調査に来た時の画像になります。
だから草がまだ刈られていないんです。
その畑のお父さんがこんな状態だったのを前後の画像の様に綺麗に刈られたわけですね。

実は…13日に事前調査で立ち寄った時にも、偶然に近くの田んぼに作業しに来られたもう一人のお父さんにも「この奥にトンネルが在ると思うのですが…この地図のやつ…」と聞いていたんです。
すると「昔は荷馬車も通ったみたいだけど、今はもうこんなイイ道が在るのでほとんど通らないんじゃないかなぁ…」「ワシが子供の頃からあったよ。(←たぶん60代だと思います)」とも語って下さいました。
畑のお父さんには「初めて来た」って感じでこの事を話さなかったのはちょっと悪かったなぁ…
何で13日に探索しなかった?…それは単純に歩いて入る用意(長靴等)を持っていなかったんですYO


さて…先ほどの畑のお父さんはお話を伺った後に、バックでサンバーをその分岐した道に入れ、例の90°の狭いカーブも簡単にスルッ!って曲がって畑の前で止めました。
うぉ〜!!お見事なハンドル捌き!!



畑のお父さんは「元々この地域に住んでいた方ではない」そうで、隧道の事はそれ以上は解らないそうでした。(隧道に興味は無いみたい…)
ただ…サンバーの右にある木の麓辺りに「こんなのも在るけど…」って教えて下さいました。



それが、これ。
その昔…「軍の兵隊さんがここをよく通っていた」って話を聞いた事があるそうな。
これはそれに関係する遺産なのでしょうか??
《因みに画像をクリックするとちょっと大きめの画像が出ます。》例のごとくが在るのは「左が横から見て、右が上から見た」と表わしたかったんで、その物は一個は在りませんヨ。
コックが付いている様に見えるけど…もしかしたら農薬散布のタンクとか部品だったしして…



畑のお父さんに見送られながら…
この道を隧道へ向かいます。



上の画像で正面右の木の辺りまで来ると、なんだかそれらしい風陰気になってきましたね。



え〜と…地図ではこの辺りに居る様です。もっとゆっくり詳しい地図で見たい方はこちら


と、そこで右の土手に●が…
おっ!!穴!!じゃないけど、もしかして直ぐに右か左に曲がってんのだろうか…??
と思ったんですが、今は見なかった事にして隧道の後で見てみましょう。



あぁぁぁ…
この先は嫌な感じ…解かっちゃいるんですけど、この時期はやっぱりオブローディングには向いていないですね。
因みに画像では判らないんですが、クモの巣とか蚊や虻ちゃんがそれなりに…



なので無理せずにもう少し寒くなった時期まで我慢して今日は止めようかなぁ…と思ったんですが、穴蔵さん(実は…毎回色々と大変重宝しております)の「■注意事項」にあります「引き返す勇気」が無くて進んじゃいました。
YOUSURUNI GAMAN DEKINAI DAKEJAN !!
すると…立派な掘割〜と思ったら直ぐその先にが見えてきました!!



ここまで来ると足元は急に悪くなります。
13日に来た時はこれでもう退散でした!!
左にちょこっと写っているのは、
大戸見の廃道長柄町/長南町の古道でもお世話になった例の折れたホウキの柄です。
クモの巣対策に連れて来ました。



それにしても、隧道の手前のこの掘割の壁…コンクリートの法面みたいに綺麗ですね。
それにこうして右に緩やかなカーブとこんなに滑らかに掘り抜いてあるのも素敵ですね。



同じ様な画像が連発してしまいましたが…
(坑口)のもっと手前から隧道の上の山も一緒に撮りたいと思ったんですが、あまり下がると木や草が邪魔でなのでカメラを縦にしてみました。
あれれ??…向こうが見えないけど…
曲がっているのか??実は結構長いのか…
それとも崩落しちゃっているのか…??



続く
 
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